ビジュツヘンシュウブ。のナビゲーター、フクヘン。こと鈴木芳雄さんをホストに、毎回、アートに関する編集にまつわる多彩なゲストを迎える交流型トークイベント「夜の編集会議」。
第5回目のゲストとして、森岡書店代表の森岡督行さんをお迎えし、東京都写真美術館で開催中の展覧会「ルイジ・ギッリ 終わらない風景 」を起点に、写真とアートの本質に迫るトークイベントを開催します。
ルイジ・ギッリはイタリアで生まれ、1970年代より本格的に写真制作に取り組み、建築や地図、広告など身近なモチーフを通して「見ること」そのものを探求し、コンセプチュアルな視点と詩的な感性を併せ持つ写真家です。
ギッリのアトリエに実際に足を運び、 これまで何度となくメディアでギッリを取り上げてきた鈴木芳雄さんと、「いい写真集の条件は自分の目の前に空間が立ち上がってくるもの」と語る森岡さんが、ギッリの写真について語り合います。
「ルイジ・ギッリ 終わらない風景」を見た方はもちろん、ギッリの写真集や書籍「写真講義」が好きな方、なんとなくギッリの写真に惹かれた方など、どなたにとっても、ギッリの写真について考えるきっかけとなる時間になるはずです。
※ こちらはリアルイベントとなります。
ビジュツヘンシュウブ。部員のみリモート参加も可能です。
【タイムスケジュール】
19:00 開場
19:30〜20:30 トーク
20:30〜21:00 Q&A & 歓談タイム
【想定トピック】
・「ルイジ・ギッリ 終わらない風景」展の見所と、もう1度写真展に行きたくなる話
・「写真講義」から振り返るルイジ・ギッリのキャリアと写真の撮り方
・わたしたちはなぜ、ルイジ・ギッリに惹かれるのか?
©Hagiwara Mutsumi
森岡督行(もりおか・よしゆき)
森岡書店代表・文筆家。1974年山形県生まれ。著書に『荒野の古本屋』(小学館文庫)、『800 日間銀座一周』(文春文庫)など多数。GINZA SIX Podcast「銀座は夜の6 時」ではパーソナリティーを担当している。
鈴木芳雄(すずき・よしお)
編集者/美術ジャーナリスト・合同会社美術通信社代表
ポパイ、アンアン、リラックス編集部などを経て、ブルータス副編集長を約10年間務めた。担当した特集に「奈良美智、村上隆は世界言語だ!」「杉本博司を知っていますか?」「若冲を見たか?」「国宝って何?」「緊急特集 井上雄彦」など。現在は雑誌、書籍、ウェブへの美術関連記事の執筆や編集、展覧会の企画や広報を手がけている。美術を軸にした企業戦略のコンサルティングなども。共編著に『村上隆のスーパーフラット・コレクション』『光琳ART 光琳と現代美術』『チームラボって、何者?』など。明治学院大学、愛知県立芸術大学非常勤講師。