

「なんとなく好き」が「だから好き」になる。
そんなトキメキがあるアートの学びを。
「この作品とても素敵!でも、この絵はなにを意味しているんだろう...」
美術館の展覧会で作品を鑑賞する時、そんなもどかしさを感じることはありませんか?
これまで、アーティスト個人や「印象派」、「新古典主義」といったアートの潮流については、たくさんのメディアや本が紹介してきました。
しかし、「その絵に描かれている人物や情景は、なにを意味しているの?」といった「絵の見方」について体系的に学べるものは、驚くほど少ないです。
しかし、西洋美術史は「おさえておくべきポイント」を学ぶだけで、飛躍的に知識が増えていき、楽しみ方の幅が一気に増えていくものです。国内美術館はもちろん、海外の美術館や旅の楽しみ方がまるで変わります。
西洋美術をゼロから学びたい人からアートを本格的に学んでいる人まで、すべての方におすすめしたい、西洋美術講座がはじまります。
雑誌『BRUTUS』のアート特集を手がけた
一流の美術ジャーナリストと読み解く6か月。

美術ジャーナリスト・藤原えりみ氏と鈴木芳雄氏により、西洋美術史のエッセンスを余すところなくお届けします。両氏は雑誌『BRUTUS』の中でも特に人気のある「アート特集」の仕掛け人でもあり、「奈良美智、村上隆は世界言語だ!」をはじめとして、現在でも芸術愛好家から評価される数々の人気アート特集を担当しています。
現在では美術ジャーナリストのかたわら大学でも教鞭をとる藤原氏と鈴木氏が、本講座で再びコンビを組み、深い洞察と豊富な取材経験が融合した6か月連続講座を担当します。
わかりやすく、それでいてあなたの西洋美術史の“見方”が変わるような気づきがある。
そんな学びをご提供いたします。
講師紹介
藤原えりみ(スピーカー)
美術ジャーナリスト、國學院大学・中央大学非常勤講師。

東京芸術大学大学院美術研究科修士課程(専攻/美学)修了後、ライター・編集者、翻訳者として活躍。著書『西洋絵画のひみつ』(朝日出版社)。共著に『西洋美術館』『週刊美術館』(小学館)、『現代アート事典』『ヌードの美術史』(美術出版社)。訳書に、C・グルー『都市空間の芸術』(鹿島出版会)、M・ケンプ『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(大月書店)、C・フリーランド『でも、これがアートなの?』(ブリュッケ)など。『キース・ヘリング アートはすべての人のために』展(中村キース・ヘリング美術館)、『村上隆のスーパーフラット・コレクション』展(横浜美術館)、『石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』展(東京都美術館)の図録編集を担当。現在は國學院大学、中央大学で講師を務め、次世代に向けた美術教育を担う。
鈴木芳雄(ナビゲーター)
美術ジャーナリスト・合同会社美術通信社代表、明治学院大学、愛知県立芸術大学非常勤講師。

ポパイ、アンアン、リラックス編集部などを経て、ブルータス副編集長を約10年間務めた。担当した特集に「奈良美智、村上隆は世界言語だ!」「杉本博司を知っていますか?」「若冲を見たか?」「国宝って何?」「緊急特集 井上雄彦」など。現在は雑誌、書籍、ウェブへの美術関連記事の執筆や編集、展覧会の企画や広報を手がけている。美術を軸にした企業戦略のコンサルティングなども。共編著に『村上隆のスーパーフラット・コレクション』『光琳ART 光琳と現代美術』『チームラボって、何者?』など。現在は合同会社美術痛社社代表として独立し、さまざまなメディアでアート関連の記事、アーティストへのインタビュー記事を担当する傍ら、明治学院大学、愛知県立芸術大学で教鞭をとる。
本講座を企画した、鈴木芳雄氏からのメッセージ
多くの人は、西洋美術をどこから学べば良いか、わからずに諦めてしまうけど、押さえておくべき点を最初に抑えると、飛躍的に知識は増えていきます。
西洋美術を楽しめている人と楽しめていない人はちょっとした差です。
この講座を聞く前と後では、国内美術館はもちろん、海外の美術館や旅の楽しみ方がまるで変わります。6ヶ月間、一緒に学びましょう。
アート好き同士で学び合い、気持ちを分かち合える
講座の前後で交流を楽しめる「コミュニティ付き講座」
本講座を主催するのは、ナビゲーターを務めるブルータス元副編集長 鈴木芳雄氏(通称:フクヘン。)とともに「アートを巡る、知る、伝える」をコンセプトにアート愛を分かち合うオンラインコミュニティ「ビジュツヘンシュウブ。」です。
本講座を受講いただく皆さまは、もれなくビジュツヘンシュウブ。にご参加いただけます。ここでは、まるで美術雑誌の編集者になったかのように、新たな視点や発見に出会える体験をお届けします。
世代や性別は不問、アートや美術館への知識がなくても大丈夫。大切なのは、「アートをもっと知りたい、好きをもっと深めたい」という気持ちだけ。
アートや美術館を愛するメンバー同士で交流し、知見を分かち合える場所です。ぜひ「編集部員」として、受講した内容の復習やアート好き同士での交流をお楽しみください。
編集部員一堂、あなたのご参加をお待ちしております。
こんな方におすすめ
・新しい趣味として、美術館を巡り作品との出会いを楽しみたい方
・アート初心者でも西洋美術を基礎からしっかり学びたい方
・専門教育がなくても、西洋美術の歴史や背景を理解し、美術鑑賞をもっと楽しみたい方
・教養として幅広い美術知識を身につけ、新しい視点で作品を味わいたい方
・多角的なアプローチで美術を学び、今までとは違う角度からアートを楽しみたい方
講義内容
『藤原えりみ X 鈴木芳雄「西洋美術の歴史」宗教画のひみつ』(全6回)
第1回|神の物語のはじまり〜キリスト教美術の誕生からルネサンスへ〜
古代から中世、そしてルネサンスへ。聖書の物語がいかに絵画として形を成していったのか。その始まりをたどりながら、美術の根幹を築いた視点と手法を紐解きます。

第2回|信仰のあり方は、図像をいかに変えたのか?〜宗教改革と美術の再構築〜
マルティン・ルターがもたらした宗教改革は、「絵画」にも大きな変革を与えるものでした。信仰のあり方、旧来のヒエラルキーからの脱却がもたらした絵画表現の変化を読み解きます。

第3回|カトリックの逆襲〜対抗宗教改革とドラマティックな美術〜
プロテスタントへの反発と布教の熱が生んだ、情動と劇性に満ちた美術表現。バロック絵画に込められた「感情の演出」とその意図に迫ります。

第4回|信仰から日常へ 〜〈描かれる世界〉の転換Ⅰ(風俗・風景・静物画)〜
宗教的主題から離れ、画家たちは「この世界」を描きはじめた。現代では当たり前のように親しまれる風俗画や風景画、静物画の誕生、人々の営みや自然の風景に宿る美を描き出した画家のまなざしに迫ります。

第5回|「モチーフ」は語る〜〈描かれる世界〉の転換Ⅱ(風俗・風景・静物画)〜
静物に込められた寓意、風景に宿る思想。宗教画の影を引きながら成熟していく“世俗の美術”の表現と技法を、さらに深く探ります。

第6回|『受胎告知』を読み解く〜「祈り」と「芸術」が交わる瞬間〜
「受胎告知」は宗教画の金字塔であり、美術史の縮図でもある。数々の巨匠たちが描いたこのテーマを比較し、その表現と意図を丁寧に読み解きます。

スケジュール
事前オンライン説明会
開催日:7月3日(木)20:00〜21:00(オンライン開催)
事前オンライン説明会を開催いたします。
ご興味のある方は、ぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。当日は質疑応答の時間も設けておりますので、ご質問のある方はこの機会をご活用ください。
※お申込みをされた方には、もれなくアーカイブ動画をご案内いたします。当日のご参加が難しい方も、ぜひお気軽にお申込みください
本講座の受講スケジュール
期間:7月17日(木)〜12月18日(木)全6回(毎月第3木曜日)
時間:19:30〜21:00
※第1回と第6回は21:30まで
定員:30名(先着順)
※定員に達し次第、募集を締め切らせていただきます。
会場:オシロ株式会社イベントスペース
東京都渋谷区渋谷1丁目3−3 ヒューリック青山第二ビル 8階
※本講座はオフラインでの開催となりますので、会場までお越しいただく必要があります。

第1回: 7/17 (木)19:30〜21:30
第2回: 8/21 (木)19:30〜21:00
第3回: 9/18 (木)19:30〜21:00
第4回:10/16(木)19:30〜21:00
第5回:11/20(木)19:30〜21:00
第6回:12/18(木)19:30〜21:30
会費
受講料
一般:¥66,000 (税込)
全6回通し講座 1ヶ月あたり¥11,000 (税込)
コミュニティ「ビジュツヘンシュウブ。」の6ヶ月分(¥23,100)の会費込み
※6ヶ月分:2025/7/1〜2025/12/31まで
※決済は全6回の一括決済になります。
6/30までに講座を申込いただいた方には、講師藤原えりみの著書「西洋絵画のひみつ」をプレゼント致します。(先着10名様)
ビジュヘン。部員特別価格:¥33,000 (税込)
全6回通し講座 1ヶ月あたり¥5,500(税込)
一般の方でも、6/30(月)までにオンラインコミュニティ「ビジュツヘンシュウブ。」(会費:3850円/月)にお申し込みいただくと、部員特別価格で受講できます。
※決済は全6回の一括決済になります。
※ビジュヘン。ゼミをご購入いただいた方には、コミュニティ「ビジュツヘンシュウブ。」をご案内いたします。ゼミへのご参加にあたり、コミュニティへの登録が別途必要になります。
※初回限定価格。2026年度開催の講座は値上げする可能性があります。決済は全6回の一括決済になります。
料金には次の3点が含まれます。
1.ゼミ 業界屈指の美術ジャーナリストと一緒に学べる、少人数参加型の講座
2.交流 メンバー同士で交流し、学びあうコミュニティ
3.コンテンツ 元BRUTUS副編集長、鈴木芳雄氏のコラムやイベントが視聴可能
※2.3はオンラインコミュニティ「ビジュツヘンシュウブ。」のサービス内容です。
※受講料のお支払いはクレジットカードでの一括お支払いとなっております。
(VISA/MasterCard/JCB/Discover/American Express/Diners Club)
※一部のデビットカードはご利用いただけません。
※クレジットカードをお持ちでない方は、「Kyash」のプリペイドカードを取得・チャージしてご利用ください。

※ビジュヘン。部員は、部員の講座申込よりご購入ください。
よくある質問
Q.参加条件はありますか?
A.どなたでも参加いただけます。これまでアートや西洋美術を全く学んでない方歓迎です。
Q.事前説明会に参加していなくても参加できますか?
A.はい、可能です。
Q.6回全てに参加しないといけないですか?
A.できる限りすべての講義へご参加ください。やむを得ず欠席される場合は事前にご連絡ください。
Q.参加できない回があった場合、どのような対応になりますか?
A.後日アーカイブ動画をお送りします。
Q.宿題はありますか?
A.ありません。お気軽にご参加ください。
Q.途中で参加を辞めたら返金されますか?
A.恐れ入りますが原則返金はございません。
お問い合わせはこちら
注意事項
・ビジュヘン。ゼミは、メンバーのみの限定公開を前提にしています。動画・写真・文章等の無断転用は控えて頂きますようお願いします。
・ゼミ途中での返金は承っておりませんので、あらかじめご了承ください。