17日間とちょっと長い欧州旅行、物価は高いし、円安だし、多少自己防衛しないといけないのと、最初、パリにいるんだけど、出発までに書き終えられなかった原稿が何本かあって、ホテルに缶詰めになるだろうし、旅を楽しむという感じでもないので、パリのホテルは安いところでいいやと思って探して、ホステルの一人部屋というところに挑戦。これがまた変なところでした。

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↑今回のパリ滞在、これが活躍しました。何かというと…

バスティーユの隣の駅から徒歩3分、3泊で123.33ユーロ+市税7.8ユーロってことは1泊約7,000円! しかもなんと朝食付きだった。朝食はパン、バター、ジャム、オレンジジュース1パック。そしてコーヒー、紅茶、ココアが飲み放題。
だけど、これがまあ少し大変。
・小さいベッド1つとデスク1つ。広さは三畳一間という感じ。
・室内に専用のシャワーはあるけれど、トイレは共用。
・11時から15時は外出していなければいけない(その時間は食堂のような共用スペースで作業)
・タオル、バスタオルはなくて必要なら有料レンタル(僕は持参のタオルで済ませた)
・コップ類は無し。アメニティは当然無し。
・テレビはある。ネットもあるが、15時から23時まで(と言いながら24時間使えた)

でも、まあこういうトホホな部屋に籠って日がな原稿を書いているというのもまた、いいものです。ときどきふと、ここどこだったっけ? って思ったり。

そんな部屋で何が大活躍したかというと持参の電気ポットです。サンヨー製トラベルポットU-AVA351。100-120/200-240(V)電圧自動切替。350mlまでお湯を沸かせる。トップの写真の左の袋に入ってる。これ。日本ではどんな安いビジネスホテルでも電気ポットは備え付けられているけど、海外ではそうはいきません。

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↑把手の部分を折りたたんで、電源ケーブルや小さいカップを本体に入れ、袋に収納

お茶やインスタントスープを飲んだり、カップラーメンを作ったりできる(今回はしなかったけど)。パンとチーズとワインの小瓶とか買ってきて、それでお腹を満たしていたけど、温かいものも欲しいからね。

で、ポットだけでなく、必要になってくるのがカップ類。ポットに小さな湯呑みみたいなカップはついてて、お茶とかはギリギリそれでいいけど、スープとかだともっとちゃんとしたのが欲しくなるので、今回は下の写真右側の「THERMOS」の冷めにくいカップ(最大容量450ml)を持ってきた。蓋付き。
左側のガラスの器はBaccaratのタリランド。これはウヰスキーやワインやお茶を飲むときに使う。後ろにあるカメラ用交換レンズのケースに入れてます。

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↑実用一点張ではなく、ちょっと優雅に酒を飲むなど用のバカラも持ってる

電気ポットを持ってくるからにはお茶とかコーヒーとかスープとか、お汁粉も持っている。たとえばこんな感じ。このほかに日本茶のティーバッグを持ってる。

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↑コーヒーはインスタントの粉のでもいいけど、ドリップならなお良し

カップもだけど、スプーンとフォークも必要になるので2組持参。どちらも折り畳み式。金属製でなく強化プラスティック製。

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↑アウトドア用品のお店で売っている

そんなものを持っていて、どんだけ荷物多いの? と言われるかもしれないけど、これがすごく少ないんですね。30ℓくらいのリュック一つ。これで全部。今回は旅の行程にヴェネツィアが含まれているので、キャリーバッグではなくリュックにしました。

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↑これで全部。右の1.5ℓペットボトルウォーターは大きさがわかるように置いた

というわけで、せっかくパリにいるのにあまり外出せず作業しかしていなかった。ずっとホテルにいるのだから逆にそういうところではいいホテルに泊まるのがいいのでは? という反論もあると思うけど、ほぼ限界のリーズナブルホテルに泊まってみたかったんです。
その後は普通にちゃんとしたホテルに泊まってました。たとえばヴェネツィアではこんなところ。

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↑ベッドのスペース

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↑ベッドの反対側のソファのスペース。なかなかの広さ。

リュックの中には17日間の洋服(結構まめに洗濯をする)、洗面用具、MacBookAir、フルサイズ一眼デジタル(ソニーα7)、電源ケーブル&アダプター類、原稿の資料、そして紹介した電気ポットやカップなど入っていました。持ち物の厳選、コンパクト化についてはまた話題にします。